おしゃみ

レジ打のゲンさんことノビです

スーパーのレジっちゅうのは思ったより気をつかいます
何か問題があるとレジで解決しないといけない。
お客さんはもう何も考えずにポンポン商品をカゴに入れてるから下になってるものが潰れたり破れたりしている。
潰れたものは『お前が悪ぃんだろがっ！』と思いながら交換を要求されたら応えるし、袋の破れも『中身なんともないですけど？』と思いながら交換を要求されたら応えます。

ある時おばあちゃんがピーマンの袋が破れたので変えて欲しい、と言ってきた。
足腰も不自由な感じだったので取りに行かせるわけにもいかず、『どんなのがいいの？大きいの？小さいの？』と聞くと

『アレじゃ…あ、あの…こ…』

『こ？』

『こわいやつ。』


…こわいやつ？
ピーマンのこわいやつ？
それってどんなピーマン。
一瞬フリーズしたものの、ここらの方言のことを思いだし理解した。
こわいピーマンをおばあちゃんに渡して一件落着。
後ろのレジの男の子が『ピーマンがこわい…？』とつぶやいているのが微笑ましかった。
方言てでらいいよ、ね。